取るに足らない小噺ブログ

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東京一人旅その⑥

 英語で楽しそうに会話する海外の方の後ろで待っていた。10mほどの列の後ろで。2月14日午前11時30分。新宿割烹中嶋が開店する。

 

 かつてミシュランガイドで一つ星を獲得したお店でお寿司をいただいたことがある。料理を食べて感動するという体験をはじめてした。シャリが口の中でほどけた。米粒一粒一粒がうまかった。ネタは、上品な雰囲気を漂わせていた。芸術作品のような美しい姿。一貫一貫が光り輝いていた。噛んで飲み込むのがもったいないほど、どれも美味かった。この経験から、ミシュランガイドは、ガチで信頼できると思っているのだ。ガチのガチで。

 

 東京に来ることなど滅多にない。ならば、ミシュランガイドに載るようなお店でランチをしようではないか。見つけたのは新宿割烹中嶋というお店だ。なんと昼のランチは1000円以下というお財布にも優しいお店なのだ。もちろん豪華な夜のコースもある。

 

 お店が開店し、カウンターの席についた。とても感じのいい料理人の方が注文をとってくれた。「いわしの刺身定食をお願いします。」温かいお茶がでてきた。ミシュランガイドに載るお店の共通点は接客が丁寧である。ミシュランのお店まだ2軒しか行ったことないけどきっとそうだ。

 

 料理がやってきた。白ご飯、漬物、味噌汁、いわしの刺身がでてきた。白ご飯をまずはぱくり。うまい、普段から食べている米なのになにかが違う。甘みを感じる。漬物も味がちょうど良い加減で激うま。味噌汁は優しい。いわしの刺身は、小さな骨が歯茎を貫いたけどうまい。全ての料理に気品がある。

 

 大満足のランチだった。ご飯おかわりもしちゃった。ミシュランガイドの星があるお店は店員も感じよく、料理も品があり美味い。結論をいうとミシュランガイドは、なかなかやるなと上から目線で言っておく。

 

〜東京一人旅その⑦へは続かない〜