取るに足らない小噺ブログ

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自分を変えるには

 自分を変えたい、そんな思いを持ったとき、どんな行動をとろうとするのか。私の場合、劇的な行動をとろうとする。苦しいこと、簡単には成し遂げられそうにないこと、限界を越えそうなこと。そんな行動をとろうとする。漫画やアニメの主人公が強敵や高い壁にぶつかったとき、修行をしたり特訓をしたりして、劇的な成長を遂げる。そこに感化されているようだ。

 

 先日、富士山に登ったのは、登山の中に修行のような側面を感じたからかもしれない。日本一高い山に登ることで、自分を変えられるかもしれないと秘かに期待していた。富士山登頂から1週間が経過した今思う。特に何も変わっていない。長年変わらない自分をたった1日の経験で変えようなんて都合が良すぎたようだ。そもそも、毎年富士山に登頂する人など何十万人いる。何十万人が毎年劇的に自分を変えることができるなら、世界はとてつもないことを成し遂げる人で溢れかえるだろう。

 

 人生を振り返ったとき、あの行動がターニングポイントだったと思うことはある。だが、結局自分を変えるのは、毎日のコツコツや一歩一歩をどうするかだ。その歩みがターニングポイントを生み出すのだろう。

 

 偉そうにとてもありきたりなことを自分に言い聞かせてみた。