取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

創造と破壊

 すき焼きを食べるとき、鍋から引き上げた具材を卵に通します。そのあと、ご飯の上でバウンドさせてから口へ運びます。このとき、ご飯の一部がプチすき焼きダレ丼になります。バウンドの回数、卵のつけ具合を調整することで、究極のプチすき焼きダレ丼をつくるわけです。その作業は、創造と破壊の繰り返しです。絶妙なバウンドを見極め、実行し、口の中で味わいます。まだ先に行けるのか?まだ究極の境地ではないのか?自問自答しながら、何度も何度も試行します。はじめから全部ぶっかければいいのではないかといった意見もあるかもしれません。もちろん、全部ぶっかけても美味しいのですが、その先に行きたいのです。究極の味調整をしたいのです。すき家で牛すき鍋定食相手にそんなことを考えております。