取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

笑いのツボ

 仕事帰りにスーパーで買い物をしました。閉店まで15分です。迅速に商品を選び、レジに向かいました。お会計で、店員さんに2500円を渡します。店員さんがお金をレジの機械に入れます。突然、レジが謎の警告音を発しました。

 

 警告音はなんらかの操作をしないと鳴り続ける設定のようです。店員さんは、レジのふたを開けて内部を色々といじります。が、音は鳴り止みません。店員さんは、試行錯誤して、レジのモニターをタッチされました。音はとまりました。

 

 音が止まったので、落ち着いてレジの異常箇所を探そうとします。ところが、少し機械をいじるだけで、すぐに音が鳴り始めます。また、モニターをタッチして音を止めます。これを5回ほど繰り返されました。

 

 音に気付いた別の店員さんがやってきました。私の偏見では、あらゆるトラブルを素早く解決しそうな店員さんです。しかし、私のせいで発生したトラブルは悪質だったようで、なかなか解決せず、音が鳴り止みません。

 

 このとき、はじめにいた店員さんが機転を効かせて、音が鳴るたびにモニターをタッチして音を止めます。音が鳴る、タッチして音を止める、また音が鳴る、タッチして音を止めるを繰り返します。

 

 私には、おかしな笑いのツボがあります。なぜかそのツボが押されてしまいました。しかし、突然私が笑い出したら、気持ち悪く思われてしまいます。そこで、目を見開いて笑いを押し殺していました。

 

 変な表情をして、店員さんの気を散らせてしまったことをこの場を借りて謝罪いたします。申し訳ございません。