取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

花粉症ベテランの提案

 花粉症の症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみが挙げられる。世間一般のイメージはそんなところだろう。そこまで辛いように見られない。あなどるなかれ、花粉症の脅威はこんなものではない。

 

 花粉症ベテランの私は、重度の花粉症を知っている。鼻づまりによる呼吸困難、口の中の上の方の炎症、鼻と口の間の皮膚がティッシュで擦れることによる炎症、目がかきすぎで充血、もう何もしたくないほどの倦怠感、謎の発熱、謎の頭痛、謎の関節痛、謎の筋肉痛である。私の体感では、体温が39℃以上の風邪と同等である。これくらい花粉症は苦しいんだと社会に浸透してほしい、否、浸透しなければならない。さすれば、花粉症で病気休暇が使えるようになるはずだ。

 

 今年もアレジオンに頼る日々になりそうだ。

意思伝達能力の欠如

 滑舌が悪いのか聞き取りにくい声なのかは分からないが、注文が伝わらない。マスクのせいもあるのかもしれない。

 

 ミックスグリル定食を頼んだら和風おろしハンバーグが出てきた。何も言えず食べた。速達お願いしますと言ったら、普通郵便になってることにレシートで気づいた。ミックスジュースをカフェで頼んだら、野菜ジュースが出てきた。おいしかった。4番と伝えたら、1番ですねと返答がきた。

 

 意思伝達って難しい。

脳にバグが起きる

 狭い歩道を進んでいくと、横断歩道を渡るために赤信号を待つ自転車が歩道を塞いでいた。脳は瞬時に判断を下す。自転車が歩道を塞いでいることにより、私の横幅では通ることができない。歩道を降りて車道側から行こうかと考えて、ふと後ろを振り返った。後ろから歩行速度のやや速い人が向かってくる。脳にバグが起きた。慌てて狭い歩道を突き進んだ。もちろんすいっとは通れない。肩を植物にぶつけながら進んだ。冷静になぜ待てなかったのだろう。

 

 また別の狭い道路を歩いていると後ろから郵便局の車がやってきた。道路は車一台がギリギリ通れる横幅だ。私の脳は瞬時に判断を下す。私が止まってギリギリまで端に寄れば、ドライバーは運転しやすいだろう。ピタッと止まり後ろを振り向いた。郵便局の車は、私の背後3mのところでハザードランプを付け、停止していた。脳にバグが起きた。ははんっと割と大きな声で不気味に笑った。なぜ、割と大きな声が出たのだろう。

 

 よく脳にバグが発生する。

シャウエッセン

 正月にテレビでビデオレター特集を見た。今の自分から過去の自分にメッセージを送るというもの。その中で、戦後まもないころの19歳の自分に80歳くらいのおばあちゃんがメッセージを送っていた。「戦争に負けて辛かったねー。悔しかったねー。でも、泣くのはやめなさい。あなたを幸せにしてくれる食べ物に出会えるから。それは、シャウエッセン…。」

 

 去年まで勤めていた職場に本当になんでも知っている博識の先輩がいた。私もその人を目指して幅広く勉強しようと思っていたが、なかなか知識は定着しない。最近でもすぐに周りから影響を受けて、人から面白い本を紹介されたりすると、今やってることをそっちのけにして幅広く手を出そうとする。結果、どれも中途半端になり、理想に届かずにもがき苦しむ。

 

 シャウエッセンに出会ったおばあちゃんの感動は、今までこんなに美味しいものに出会っていなかったために生まれた。知らないということや未体験ということも良いことなんだと思った。

 

 自分の身の丈にあった勉強をすればよいと、シャウエッセンおばあちゃんから学んだ。

寝付きが悪い

 普段はとにかく寝付きがよい。布団に入って30秒以内に寝れる。布団の中で考えごとをする間もない。ところが、最近寝付きが悪い。

 

 今やらなければならないこと、4月からはじまる新しいことがプレッシャーになっている。布団に入ってふと気づくと30分、1時間が経過している。

 

 普段は夢もみない。あるいはみていても覚えていない。だが、寝付きが悪くなって久し振りに夢をみた。

 

 プロ野球チームの巨人に所属する選手とキャッチボールをしていた。私は球を落としてしまう。そして選手に怒られる。それを何度も繰り返す。最後に私はブチギレた。『誰もがあんたみたいにできるわけじゃないんだよ。こっちは、一生懸命やってるんだよ。』

 

 この夢の深層心理が知りたい。

きになる

ある男が街を歩いている。

ふと空を見上げた。なんで空は青いのだろう。きになる。

雲が見える。なんで雲は浮いているのだろう。きになる。

目の前に葉っぱが落ちてきた。なんで葉は落ちるのだろう。きになる。

行き交う人を見た。みんなはどこへ向かっているのだろう。きになる。

だんだんと頭の中が埋め尽くされていく。きになる、きになる、きになる、きになる…。

男はその場に立ち止まり、時は流れた。男はやがて大地に根を生やし、葉を茂らせ、立派な大木になった。

 

しょーもないな、この話。

私はブサイクではない

「〇〇は⬜︎⬜︎だ。」という事象があるとする。これに対して反例があれば、この事象は成立しなくなる。例えば、「ハーゲンダッツは高級だ。」で考えると、私にとっては正しい。ところが、取るに足らない小噺ブログを見るような心の寛大さかつお金の蓄えを備え持つ方々が、ハーゲンダッツ安いよねと言えば、反例が生まれる。つまり、ハーゲンダッツは高級だというのは間違いとなる。

 

 私に対して「あなたはブサイクだ。」と誰かが言う。これに対する反例は、あげればきりがない。幼き頃、両親、祖父母からかわいいと言われたことがあるからだ。また、世界人口は70億人を超えている。そのうちの一人がブサイクではないと言ってくれれば、反例となる。時代と文化により美しさの基準も異なる。地球のどこかにきっと私をステキだと言ってくれる人がいるはずだ。未来にはこんなにかっこいい人がいたのかと私の写真を見て思うかもしれない。人の嗜好はそれぞれだ。ここに新たな法則が誕生する。

 

『世界にブサイクはいない。』

ということで、私もブサイクではない。