取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

お食事会が苦手

 3人以上での食事が苦手だ。その場を盛り上げることができないし、色々と気になって神経をすり減らす。

 

 先日、8人で焼肉に行く機会があった。4人ずつに分かれてテーブルを囲った。私はどうせ会話で盛り上げることはできないので、上手に肉を焼くことでこの場に貢献しようとした。

 

 肉がやってきた。テーブルの、私からは遠い方にどんどん置かれていく。私の座っている側のテーブルのスペースは非常に小さかった。そのため、広い側に肉がどんどん置かれていく。

 

 私の前には、小皿肉と野菜が置かれた。小皿肉と野菜は私が上手に焼こうと密かに決心した。まてまて、あみにのっている肉もしれっと私の支配下にいれよう。

 

 焼肉あみ番長として勝手に責務を全うすることにした。しかし、私があと数分焼きたいと思っているタイミングで、先輩が肉をみんなの取り皿に入れていった。

 

 私は、肉たちがあみから取り皿に運ばれていくのを黙って見ているしかなかった。

 

 お食事会に何も貢献できなかった…。