取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

センサー恐怖症

 世間には私の恐れているものがたくさんある。例えば、自動ドア。センサーが反応して扉が開くはずだが、私にまったく反応せず、右往左往してしまったことがある。そのあと、他の人が来るとすんなり開き、便乗して入らせてもらった。それ以来しばらくは、あらゆる自動ドアの前で、「開け開け」と念じるようになった。最近は開かないことがなくて助かっている。

 

 似たようなもので半感応式信号がある。免許をとってまもないとき、運転していると、とある信号が全然青にならなかった。さすがにおかしいことに気づき、あたりを見回すと半感応式信号という表記を見つけた。なにやらセンサーが設置されており、私の車が反応する位置からズレていたために、ずっと信号が変わらなかったようだ。

 

 廿日市インターの出口に半感応式信号がある。青に変わるのを待っているが、なかなか変わらない。嫌な記憶がよみがえる。しかも私の車が先頭になっている。センサーの位置は問題ないはず。「変われ変われ変われ」とてつもなく長く感じた。信号は青になった。

 

 私はセンサーが怖い。