取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

私のちっぽけな正義

 夜遅く、横断歩道の信号が赤になっている。左右を見ると車が来る気配は一切ない。さて、このときどんな行動をとるのか。

 

 時々、歩行者用信号が赤で、たくさんの人がルールに従って信号が青に変わるのを待っている中、すっと信号無視をして道路を横断する人がいる。なぜだろう、なんだか腹が立つ。理由はよく分からないが…。多分、信号無視する人の言い分は、車来てないのに待つ必要ないとか、時間を効率的に使いたいとかなのだろうか。

 

 車を運転する側としてはかなり信号は意識しているので、突然人が出てくるのは怖い。だから、運転手を慮ると信号のルールには従いたい。また、私は時間をうまく使えていない。分刻みでスケジュール管理しているくらいじゃないと、信号を待つ時間は無駄ではないと思ってしまう。信号待つ間にもあれこれ思考して、アイデア生成の時間に使ってみたり、ぼーっとして脳を休める時間に使ったりする。

 

 そして何より、憧れの大人像から遠ざかる。憧れの大人像は、優雅で落ち着いていて気品のある人。せわしなく自分のことだけ考えて気品のない人ではない。やはり、周囲に誰も見えなくても目の前で信号無視する人がいても、赤信号では待つ。