取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

駅下の駐輪場

 自宅から駅まで自転車で向かいます。駅の近くの自転車置き場を利用しているのですが、1日の利用料金は100円です。自転車置き場から出るゲートのところでお金を払うのですが、そこでスムーズに支払いをすませないと後ろに列ができてしまいます。私は駐輪券と100円玉を握りしめ、すぐに支払いができる態勢を整えてからゲートに向かいます。さて、私の番です。手早く駐輪券と100円玉を機械に投入しました。ピーっとゲートが音を発して、ゲートを出るだけです。あれ、音が鳴らないではありませんか。100円が反応していないのかしら。おつりがでるレバーを押し、おつり取り出し口に手をつっこみますが、硬貨の感触がありません。まずいです、後ろには私の支払いを待つ人たちがいます。背中越しに作り上げた待ち人のイメージ像から、はやくしねえかという殺気を感じます。咄嗟の判断で、新たな100円玉を財布から取り出して再度機械に投入しました。ゲートはピーっと鳴りました。オーマイガー、2倍の値段を払わされたではありませんか。1回目に投入した100円玉は何処へいってしまったのでしょうか。迷宮入り事件です。