取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

サーカディアンリズム

 本日引越しが終わり、地元から東京まで荷物が運ばれてきた。引越し業者の方は爽やかですごく感じがよかった。一人で冷蔵庫と洗濯機を3階まで運ぶのは驚いた。なぜか自分がこの方にお姫様抱っこされて階段を登っていくところを想像してしまった。楽々できるであろう。

 

 荷物がそろうとやはり便利である。荷物を段ボールから出し、一息つく。冷蔵庫がある。あーっ、冷えたお茶はうまい。トランクとリュックサック一つで上京してきたので、冷蔵庫も洗濯機も布団もなかった。そして何よりカーテンと照明がないのが不便だった。f:id:koritsukei:20200411201805j:imagef:id:koritsukei:20200411201816j:image

 

 うかつに鼻もほじれない。尻丸出しもできない。カーテンがないので外から丸見えなのだ。外の人と視線があってしまえば、いたたまれなさ満載である。しかも部屋の中が闇。スマホの画面がどれだけ明るいか実感できる。田舎で夜空を見たとき、星の光に感動するくらい明るい。暗闇ではなぜか明るいものが温かく感じる。いと不思議なり。スマホを抱きかかえて寝袋にくるまれながら眠りについていた。孤独もかかえながら。まわりくどいけど、要するに丸見えと暗闇は不便極まりない。

 

 カーテンがなくて良いことが一つだけあった。朝の目覚めがすごくいい。すっきり目覚める。朝日が部屋の中に入ってくるため、自然と部屋が明るくなっていく。太陽の光は、人間の体内時計をリセットし、目覚める状態にするらしい。専門的にいうとサーカディアンリズムがどうちゃらこうちゃららしい。説明は省く…。今後は朝すっきりするため、朝日を浴びようと思う。

 

 照明とカーテンがあるってすばらしい。鼻をほじりながらしみじみ思う。f:id:koritsukei:20200411203718j:imagef:id:koritsukei:20200411203902j:image