取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

独特な歩き方の私

 先日、大学構内を歩いていると声を掛けられた。最近仲良くしていただいている方だった。わりかし遠くから気付かれたらしい。不思議に思い、「よく分かりましたね。」と伝えると「歩き方が独特なので、分かりました。」と言われた。

 

 私の歩き方は、ある人曰くゴリラ歩きらしい。大勢の人がいる中でも、分かる人には浮いて見えるようだ。なぜこのような歩き方をするに至ったかには理由がある。

 

 かつて、北野武(ビートたけしの映画監督名)の映画にハマっている時期があった。美容院で「ビートたけしの髪型にしてください。」と言って、美容師を困惑させた過去もある。その真似は、髪型だけに留まらない。無表情で生活し続けるという時期もあったし、「バカヤロウ、この野郎」を口癖にしていたときもあった。そして、歩き方も真似をするようになった。

 

 私が分析した北野武の歩き方のポイントは3つある。左右の腕のふり具合を少しずらす(私の場合は、左腕を大きく振る)。そして、足を出すタイミングを腕のふり具合に合わせる(気持ち左右非対称なタイミングになる)。無表情で視線を遠く前に据える。

 

 こうすることで、人混みの中でも見つけられる可能性を高めることができる。