取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

懸念

 お家の床がミシミシと音を立てる。深夜に歩くと隣のお家にまで音が聞こえているのではないかと心配に思うほど。そこで忍足で歩いて音が極力ならないように努力すると、さらに音は響く。忍者でもこの家で音を出さないことは不可能だろう。

 

 慎重に歩を進めると床の感触にも注意が向く。床が少ししなっているようだ。部屋の中をくまなく歩くとここら辺が一番柔らかいというのを感じる。

 

 いつか床が抜けてしまうのではないかとアパートの3階で怯えながら生きている。