うちもものあおじ

　ソフトボールのピッチャーは、肘付近を腰のやや上の部分にあて、前腕を捻る力をボールに加えて速球を投げ込む。これをブラッシングという。腰の上部にはあおじ(青あざの広島での方言)ができる。

　ドラムのスティックを購入した初心者は、ドラムパッドを叩くと近所への音漏れが騒音になることを恐れ、自分のうちももを叩く。これを己の身を削ろうとも上手くなりたい練習法という。うちももにはたくさんのあおじができている。

　いつかもも全体が真っ青になったとき、私のスティックコントロールは凄まじいことになるだろう。