取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

天井キャッチボール

 キャッチボールがしたい。さすれども、キャッチボールをしてくれる相手はいない。おまけに雨が続いている。こんなときはどうするか。

 

 家の中で寝転がる。天井に向かってソフトボールの球を投げる。重力のおかげでボールが返ってくる。これなら一人でキャッチボールができる。

 

 繰り返し天井に向かって投げる。ボーッとしながら繰り返す。あぐっ、取り損なった。ボールが顔面にあたり、メガネが曲がった。痛恨の一撃だ。その衝撃を味わいながら思う。絶対ソフトではない、ハードボールだ。

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