ルパン三世といえば、私にとってかっこいい存在である。普段は抜けているところもあるが、緻密に練り上げた計画、普段はバラバラでもいざというときに見せる仲間との息の合った連携、ピンチを覆す機転の良さ、最後に悪に打ち勝つ爽快さ。小学校の頃から、金曜ロードショーでルパン三世があることを知ると楽しみでしょうがなかった。
最近Amazon primeにルパン三世のアニメがあることを知った。1971年に放送されていたシーズン1のエピソード4「脱獄のチャンスは一度」を見た。この回では、ルパンが銭形警部につかまり牢屋に入れられてしまう。脱獄なんてお茶の子さいさいのはずのルパンだが、死刑執行の日まで脱獄する様子がない。その期間、1年。そしてようやく死刑執行の日になり、ついに脱獄するのだが、なぜそれまで脱獄しなかったのか。その理由をルパンが相棒の次元大介に語る。
その理由を知り、私はとてつもなくショックを受けた。ルパンよ、なぜそんな理由なんだ。このエピソードのルパンは、私が小学生の頃に見ていたルパンと少し印象が異なる。年月を経て見るからなのか、アニメ初期のルパンと映画のルパンで変化があったからなのだろうか。
ルパン三世が面白いということは間違いない。