取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

開かないロッカー

 ロッカーを使用することが時々あります。年季のはいったロッカーは、鍵が差しにくかったりまわしにくかったりします。

 

 鍵を差してまわそうとするのですが、全然まわりません。鍵を奥まで入れたり、少し抜いたりして、鍵をさす深さを変えてみるのですが、うまくいきません。まわし方に癖のある鍵穴もあります。力の入れ方を変えながら何度も試しますが、びくともしません。

 

 盗人が他の人のロッカーを荒らしていると勘違いされたら困ります。観念して、受付に鍵が開かないことを伝えにいこうとしました。ふと、鍵の番号を見ると、890。ロッカーの番号は89。あっ、もしかして068。68に鍵を差してみると、いとも簡単にロックがはずれました。

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 鍵もロッカーも何も悪くありませんでした。