取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

埃に負ける私

 私は気が短い。また、度量が小さい。それらのことは重々承知の上で、ただたんに怒りをぶちまける。

 

 最近のお店は、サービスが向上していたり、レジがセルフ化しているので、レジ前で列に並んで待つことがほとんどなくなっている。それゆえなのか、時々5分以上待っているだけで遅いなあと感じてしまう。

 

 待つことがそこまで気にならないこともある。列ができるとすぐに複数のレジをフル稼働させる行きつけの店「クリエイトS.D小金井貫井北町店」がよい例だ。要するに、客を待たす時間を全力で減らそうとしている場合はイライラしないのだ。ところが、あるお店ではレジの近くを通る店員さんがなぜかレジを開けずに素通りしていく。なぜ残りの3つのレジを開けない。故障しているのか。レジ待ち人は8人になっていた。

 

 ようやくレジに辿り着きお会計を素早くすませ、店から出ようとした。商品棚の埃を丁寧に拭いている店員や談笑している店員がいる。私の対応より埃の対応をする方が大事なのね。私は埃より下の扱いをされ、怒りに肩を震わせながら店をあとにした。

 

 読み返してみると私の人格が埃以下であることがよく分かりました。