取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

時を駆けるおじさん

 一昨日、近所のユアーズにて、私は意を決して『レジ袋お願いします』と伝えた。店員は「はい」と答えた。たしかにこのやりとりは行われた。歴史の一部となったはずだ。ところが、レジ袋はなかった。私は手と腕を余すとこなく使いながら購入した商品を車まで運んだ。

 

 次の日のとあるファミリーマート、店員が「レジ袋いりますか?」と尋ねてきた。私は、『いえ、大丈夫です』と答えた。たしかにこのやりとりが行われたはずだ。ところが、店員さんはレジ袋に商品を入れて私に差し出してきた。

 

 時空の歪みが私の目の前で生じて、レジ袋が過去から未来へとタイムリープしたようだ。私は時を駆けることができるようだ。