私の仕事のあとの楽しみはジュースです。歳だけは重ねてきましたが、ビールを愛するようにはならず、ジュースを愛しております。
とある1日、仕事を終えて帰路につきました。この日は我ながら頑張り、遅い時間になっていました。スーパーはもう開いていない。職場からすぐのところに自動販売機があるので、そこで楽しみのジュースを購入することにしました。
自動販売機のラインナップを見まわします。エナジードリンクとぶどうジュースが候補にあがりました。どちらにすればよいでしょうか。ええい、もう二つ買ってしまえ。判断が鈍っているため、選ぶ煩わしさを放棄してしまいました。
まずエナジードリンクを購入して、取り出し口からとります。またお金を入れて、今度はぶどうジュースを買います。おつりをとって車に乗り込みます。
家につき、エナジードリンクをポケットにつっこみ、ぶどうジュースもポケットにつっこもうとします。あれっ、ぶどうジュースはいづこに…。ぶどうジュースがありません。
のらぶどうジュースを誕生させてしまいました。欲張るとろくなことがありませんね。誰かに拾われていることを願う次第です。
