取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

超腸腸いい感じ

 仕事中にもう限界と思えるほどの腹痛が襲ってきた。急いでトイレに駆け込んだ。隣の個室には人が入っていた。しかし、一刻を争う緊急事態なので、普段なら隣の人に配慮して放出量を微調整するが、もうなりふり構っていられなかった。ぷっ、ぷーぷーぷっ、ぷっ、ぷー、ぷー、ぷー。割と高音の音が鳴り響いた。可愛い音のくせに、においはとてつもなくいかつかった。隣の人は水を流してすぐに出て行った。当然聞こえていたはずだ。

 

 なぜだろうか、人間として一回り大きくなれた気がする。

原因がやっぱりあるのね

 奴がやってきた。スギ花粉だ。私の鼻が緊急事態になった。今日は特にひどい。気を緩めると鼻水が無限に流れ出てくる。

 

 ティッシュで鼻をかみ続けるため、鼻の下もヒリヒリしてくる。呼吸も苦しい。アレジオンも、酷い日には効き目が半減している気がする。

 

 何でもよい、何か策はないのかと、Googleさんに尋ねると、食べ物について言及しているホームページがあった。そこにはトマトを食べるとよくないとある。

 

 そういえば、昨日朝起きてから真っ先にトマトのカップヌードルを食べたことを思い出した。

吾輩への再忠告

 食べ放題は苦手だ。少食で、量をなかなか食べれないことと、払った分だけはしっかり食べて元を取ろうという意地汚さで頭がいっぱいになってしまうからだ。まして、ビュッフェとなると金額がより一層高くなる。

 

 ビュッフェに行った。ゴージャスだ。一人5000円もした。朝ごはんを減らし、胃につめれるだけつめようという作戦だ。もうすでに意地汚い。席に案内していただいた。

 

 朝ごはんを減らしたせいで、空腹により本性が丸出しになっていた。案内された席が、ビッフェゾーンから遠い。人が多くてなかなか食べ物がスムーズに取れない。割り込んでくる人がいる。いちいち気にしてしまう。矮小なり、自分。

 

 私のような一般以下ピーポーにとって5000円はかなりの大金である。ほっぺたが落ちるくらいのクオリティを想像してしまう。あれっ、味が分からない。まあまあの味だった。どこが素晴らしいか全然分からなかった。とにかく高そうな牛肉だけをとりまくった。

 

 忘れるな、お主(自分)にビッフェの素晴らしさなど分からないことを…。

惰眠の果てに

 やるべきことからのプレッシャーに敗れ、惰眠を貪り尽くしたとある日の夜。気分転換にランニングに出かけた。

 

 薄暗い夜道では、目が利かず道路が闇と化している。意気揚々と走り始めて5メートル。身体がフワッとして、両手が地面に着地した。

 

 路肩の溝に落ちていた。惰眠を貪ったからだ。両手を軽く擦りむいている。やることはやくやろうとしないからだ。左膝の頭を擦りむいている。酸素を吸って二酸化炭素吐いただけだからだ。右膝の下の方擦りむいた。

 

 ばちが当たったとしか思えない。

いい人すぎて切ないすぎる

 広島PARCOで「いい人すぎるよ美術館 切ないすぎるよ博物館」があったので、行ってみた。

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 いい人すぎるよ美術館には、これ自分じゃんってやつがちょこちょこあり、テンションが上がった。職場の方々に当てはまるものもたくさん見つけた。

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 切ないすぎるよ博物館の方が自分に当てはまるやつが沢山あった。それもまた切ないすぎた。自分だけの失敗だと思っていたが、案外身近に同じことしてる人いるんだと感じた。

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 「恥ずかしすぎるよ展示会」なら開催できそう。

夜ランニングの恐怖

 最近、少しだけランニングの練習をするようになった。3月の終わりと4月の半ばに挑戦するマラソン大会に向けてのものだ。ランニングコースは割とお決まりのコースで、周回するコースが多い。もし、齧歯目の動物に生まれ変わったら、回し車をしょっちゅうカタカタ鳴らしているかもしれない。

 

 あるお決まりコースの最終コーナー付近に駐車場があるのだが、そこに車がやってきた。その後、私は40分ほどグルグルと周回しているのだが、ずっと車は停止している。暗い道のため、運転席からスマホの光がもれている。

 

 走りながら、色々と考える。家で奥さんと喧嘩して、行く場所もなく、そこでスマホをいじってほとぼりが冷めるのを待っているのだろうか。「ねえ、そのオナラ、本当にやめてくれない、臭いんだけど」『どうしようもないだろう、生理現象なんだから』「うるさい、出ていけ」おならで出て行かされるなんて可哀想すぎる。

 

 私がグルグルノロノロと走っているので、警察に「丸メガネの前髪ぱっつん野郎が徘徊していて怖いんですが…」と通報が入り、警察官が巡回に来たのだろうか。「あー、本当に丸メガネに前髪ぱっつんですね。ちょっと怪しい雰囲気なので、ご近所さんから苦情が入りまして、パトロールに来たんです」言い方がもっとあるだろ。

 

 実は犯罪者で、潜伏しようとしたところ、私のように何回も現れる奴がいるので、どんどんイライラしてきて、終いには襲いかかってくるのではないだろうか。

 

 ドン・キホーテのように勝手に恐怖の敵を作り上げ、ランニングしながらビクビクしてしまった。心拍数が上がり、よいトレーニングになった。

ドリアンの皮と魚の鱗で何が作れるのか

 タイの方とお話しする機会がありました。duolingo(英語学習アプリ)で培ってきた英語能力を発揮する絶好の機会です。

 

 撃沈しました。何言ってるか分かりませんでした。ドリアンの皮とタイで有名な魚の食料廃棄物で何か作ったということだけ分かりました。

 

 会話が続かないと罪悪感を感じるのはなぜでしょうか。日本語でも大変困難なミッションです。英語でだともうアポロ11号くらい困難なミッションです。

 

 自分でも、もう何を言ってるか分かりません。穴があったら入りタイ。