取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

惰眠の果てに

 やるべきことからのプレッシャーに敗れ、惰眠を貪り尽くしたとある日の夜。気分転換にランニングに出かけた。

 

 薄暗い夜道では、目が利かず道路が闇と化している。意気揚々と走り始めて5メートル。身体がフワッとして、両手が地面に着地した。

 

 路肩の溝に落ちていた。惰眠を貪ったからだ。両手を軽く擦りむいている。やることはやくやろうとしないからだ。左膝の頭を擦りむいている。酸素を吸って二酸化炭素吐いただけだからだ。右膝の下の方擦りむいた。

 

 ばちが当たったとしか思えない。