取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

吾輩への再忠告

 食べ放題は苦手だ。少食で、量をなかなか食べれないことと、払った分だけはしっかり食べて元を取ろうという意地汚さで頭がいっぱいになってしまうからだ。まして、ビュッフェとなると金額がより一層高くなる。

 

 ビュッフェに行った。ゴージャスだ。一人5000円もした。朝ごはんを減らし、胃につめれるだけつめようという作戦だ。もうすでに意地汚い。席に案内していただいた。

 

 朝ごはんを減らしたせいで、空腹により本性が丸出しになっていた。案内された席が、ビッフェゾーンから遠い。人が多くてなかなか食べ物がスムーズに取れない。割り込んでくる人がいる。いちいち気にしてしまう。矮小なり、自分。

 

 私のような一般以下ピーポーにとって5000円はかなりの大金である。ほっぺたが落ちるくらいのクオリティを想像してしまう。あれっ、味が分からない。まあまあの味だった。どこが素晴らしいか全然分からなかった。とにかく高そうな牛肉だけをとりまくった。

 

 忘れるな、お主(自分)にビッフェの素晴らしさなど分からないことを…。