取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

ラジオネーム

 先週の日曜日、『安住紳一郎の日曜天国』というラジオ番組をドキドキしながら聞いていた。なぜ胸が高鳴る気持ちだったかというと、ラジオ投稿をしていたからだ。テーマは、"かばんの中に入っているもの"。ない知恵を絞りに絞り投稿した我が愛すべき投稿。一晩経っても愛おしさは変わらず、ひょっとして自分は100年に一人の天才はがき職人なのではと酔いしれるほど。安住さんが私の愛しい投稿を読み上げ、中澤さんが笑う微笑ましい光景が目に浮かび、これは確実に読まれるであろうと、根拠の何一つない自信がみなぎっていた。

 

 放送が始まった。投稿は、〇〇にお住いのラジオネーム〇〇さん、男性or女性、年齢という簡単な紹介からはじまる。いつもより鼓動の音が大きく感じる。ここ数日で最も緊張を強いられる中、我が住まう都道府県名が読み上げられた。ちくしょー、まったくの別人。そこがピークで、あとは吉報のないままエンディングまできてしまった。ジーザス。投稿を読まれるための作戦を練らなければ…。

 

 面白きラジオネームにすれば、読まれるのでは。ということで、考えてはみたが、ラジオネームがまったく思いつかない。候補として、メガネ小僧、滝廉太郎似、じゃがいも小僧のどれかにしようかしら。え、全然ダメだって。懲りずに今週も投稿しよ。