取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

新たな職場でのご挨拶

 新しい職場では、はじめに全体に向けて挨拶をする。緊張する。舞台は朝礼の場となった。

 

 お偉いさんが、初任者と私から全体に向けて挨拶がありますと言われた。唾を飲み込む。まずは初任者から。落ち着いた雰囲気でかつ素敵な挨拶。感動的だった。希望に満ち満ちている。続いて私の番。たどたどしくおどおどしている。話がまとまっていない。誰もがこいつ緊張してるなと思ったはず。自己採点100点中2点。撃沈した。

 

 そのあと研修があった。その合間の休憩時間に、雑談をするグループがあちこちでできた。隣のグループに初任者がいた。他の人が「朝の挨拶すごいよかったよー」と称賛していた。

 

 私の挨拶と対比されてより際立ったんだよとひねくれながら思うへっぽこな自分に嫌気がさした。