取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

ドライバーのコミュニケーション

 私の愛車は、真紅のボディーでエンジンがハイパワーな馬力を持つフェラーリとはちょっとだけ異なる青色のボディーでエンジンがエコな馬力を持つデミオである。デミオの中でも少し古めの型である。青にも色々あるが、控えめな私には似ても似つかぬ鮮やかな青色である。そのため、パッと視界に入ると割と目立ちやすいのではないかと思う。

 

 昨日、車で信号待ちしていると、反対車線に我が愛車とまったく同じ青色のデミオが止まった。少し心がときめき、視線を奪われた。反対車線の眩いブルービューティフルカーのドライバーは、軽く手をあげた。その仕草は、バスの運転手同士が道路ですれ違い際にするそれと遜色なかった。私もベテランバスドライバーのようにすっと手をあげた。

 

 もしあの手が私に向けられたものでなかったなら、恥ずかぴーのだが…。なんであいつこっちに挨拶してくんのとか思われていないだろうか。今後青色のデミオとすれ違うのが楽しみである。