取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

初マラソン

 2月19日、高知県にて「高知龍馬マラソン2023」に参加しました。12月に左足の甲に痛みを感じ、1月からちっとも練習できませんでした。そのため、準備不足感は否めませんが、申し込みはしていたので、もうやるしかないという状況でした。計画性のないダメ人間です。

 

 スタート2時間前には、会場につきました。待機場所で待つのですが、何をしておけばいいのか分からず、ベンチに座り寒さに震えていました。マラソンは走る前から過酷だということを実感しました。

 

 私は一番後ろのGブロックです。速い人ほど前のブロックになります。何千人いるので、スタート位置からとても長い列になっています。スタート位置に行くまで、500m以上は進みます。42.195kmではなく、42.695kmになってしまいました。

 

 スタート直前にトイレに行きたくなりました。トイレの前には、長い行列ができていました。最後尾でしばらく待っていると、係の人が「もうスタートです。スタートから何分か遅れたら失格になります。」と大声で言いました。私は走る前から失格になるところでした。ダッシュでスタート地点に向かいました。

 

 あたふたとスタートです。最後尾からゴールを目指します。道いっぱいにランナーが広がっていて、行手を阻みます。私はペース配分とかよく分からないのですが、遅いと感じたので、どんどんぬいていくことにしました。

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 順調にぬいていきます。きつからず、遅すぎないような気がします。28kmくらいまで進んで何千人と追い越しました。このままゴールまで行けると思っていましたが、人生そう甘いものではありません。両膝の少し上の筋肉がつりました。そこからは地獄です。つった状態がずっと続きます。これ以降、足の痛みがやわらぐと走り、またつると歩き、走り、歩き、走り、歩きを繰り返します。とてつもなく残りの距離が長く感じます。

 

 たくさんぬきさっていたランナーたちが、今度は私をぬきさっていきます。哀れな私です。マラソンは、前半温存しなければならないことを学びました。しかし、もう二度とマラソンやらないかもしれませんが…。

 

 なんとかゴールまで辿り着きました。完走ではなく完歩です。人から見たら大したことではないですが、よく頑張ったよ自分と思いました。何度もうやめようと思ったことか…。最後まで歩かずに走り切るランナーがいかに偉大であるかを知りました。

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 今後はランナーを応援する側でやっていこうと思います。

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