取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

六本木のサウナ

 六本木ヒルズの巨大ビルから少し離れていくと、不思議な形をした建物があります。六本木のサウナです。さっぱりしていくことにしました。

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 このサウナは、高級です。普段は3990円します。私の行ったサウナ史上最も高級です。ただ、月曜と火曜は2940円です。そんなこと露知らずでしたが、たまたま月曜だったため、ラッキーな気持ちになりました。それでも庶民の私には十分すぎるほど高いのですが…。

 

 浴室に入るとそこには美しい世界が広がっていました。さすが六本木です。ゴリゴリの全身刺青強面おじさんがいます。和彫りです。小さいお子さんなら絶対「あれ、なーにー?」と言って指差してお父さんを困らせるはずです。私もびびってしまいました。

 

 浴室では、もう一つ不思議な光景が広がっておりました。みんな緑のトランクスを履いております。浴室で素っ裸にならないなんて…。さすが六本木です。見よう見まねで私も緑のトランクスを見つけて履きました。

 

 サウナ室には、薬草のようなにおいが漂っております。少し普段と違う光景を目の当たりにしていたので、麻薬的なものじゃねえだろうなと疑ってしまいました。とてもいいにおいです。刺青おじさんも静かです。室温はそんなに高くないのですが、発汗してとても気持ちよくなりました。

 

 水風呂は、きんきんに冷えておりました。私は心で『ひょえー』と思ったのですが、刺青強面おじさんは、「ああー、ああー」と悶えていました。決してリアクションしてはならないと思うとなんだかおかしくなってきて苦しかったです。隣には温かいお風呂もあります。刺青強面おじさんは、水風呂を出てすぐ、温かいお風呂に入りました。「ああー、ああー」と悶えます。『あったかくても言うんかーい』というツッコミは心の中でしておきました。

 

 六本木の高級サウナでは、摩訶不思議な体験ができました。

インターネットカフェ宿泊

 『コスメティック田中』というYouTubeチャンネルの動画をほぼ全て見てしまいました。しまいましたというとあまり良くないことをしている感じがでてしまいますが、まったくそんなことはありません。おもしろくてニヤニヤしてしまいます。

 

 ある動画でインターネットカフェに泊まるというのがありました。すごく楽しそうに語られていたので、私もやってみたくなりました。

 

 インターネットカフェには、東広島に住んでいたころ、そこそこ行っていました。はじめは、家にインターネットがなかったので、インターネットを使った仕事をしなければいけないときに行ってました。ほかにも、差し迫った仕事があり、帰宅してからもやらなければならないと思ったとき、家だと寝てしまいそうになるとか誘惑に負けてしまいそうになるので、インターネットカフェに行ってました。今では、ワーキングスペースというとかなり認知されていますが、私は5年前からインターネットカフェでそれをやっていました。

 

 インターネットカフェに泊まるというのは、はじめてです。寝心地はどうかなと思ったのですが、バッチリでした。バッチリすぎて二度寝して4150円という高額料金になってしまいました。コスメティック田中さんに一歩近づけた気がします。

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東京タワー修行

 1月3日に皆さんは何をしているのでしょうか。例年の私は、実家でゆっくりして英気を養うのですが、今年度は一人でぽつねんと過ごしておりました。しかし、何もせずに1日を過ごすと後悔の念に苛まれてしまいます。そこで、いっちょ、東京タワーにでもいってやろうと思い立ちました。

 

 東京タワーでは、展望デッキに行く手段が2つあります。ひとつはエレベーター、もうひとつは階段です。階段で登れば運動になりますし、ブログのネタにもなり、一石二鳥です。

 

 チケット売り場に着きました。1月3日は皆さん家でゴロゴロされておらず、東京タワーに集結されていました。長い列ができています。そして、みな家族や恋人、友人などチームでやってきております。ぼっちというだけで謎の敗北感を味わいましたが、当初の目的を果たさねばなりません。1200円のチケットを購入し、階段の入り口に向かいました。

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 階段の前にも少し列ができていました。みなチームでチャレンジするようです。チケットを見せて、登り始めます。みなさん、お互いに写真を撮ったり、景色を眺めたりと階段を一歩一歩味わっております。私は写真を撮る相手もいませんし、自分を撮るわけにもいきません。景色を見ても話を振る相手がいません。ゆえに登ることのみが目的で、「はやくいけよ」「道を譲れよ」と内心ブチギレながら登っていきました。なんと度量がないのでしょう。

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 展望デッキにつきました。そこはおぞましいほどの人人人だらけです。私は人混みが大の苦手だということをこのとき思い出しました。逆走する人、ぶつかってくる人、めちゃくちゃゆっくり歩く人、もうすべてに怒りが募ります。「ここは私にとっての地獄ではないか」

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 一目散に展望デッキを撤退です。くだりの階段で階段の段数を数えながら降りていくかわいい二人組の子どもがいました。普段なら微笑ましいのですが、私は精神が狂っております。「くそ餓鬼ども、早く行かんかいや」

 

 東京タワーに1月3日に1人で行くと、いい精神修行になります。敵は常に弱い自分です。もっと穏やかな人になろうと思います。

 

アイススケート

 2022年にやりたいことの一つ、『アイススケートをする』達成しました。入口のチケット売り場で並んでいるとき、後ろに並んでいる家族の父親が、「みんな正月でなまった身体を動かしにきてんじゃない?」と言ってましたが、私はそんなぬるい目的ではありません。2022年にやりたいことを達成するためという崇高な目的でやってきました。(ブログのネタを書くという目的でもありますが…。)

 

 アイススケートリンクの真ん中は上級者のために仕切られていて、スピンしていたり、片足でしゃーっと滑っていたり、技の研鑽をしております。その周りを周回するような構造になっております。私は流しそうめんのように周りのコースをグルグル回っておりました。引っかかりまくるそうめんのようにチョロチョロとです。足の筋肉が尋常じゃないほど痛くなるのは、変な力が入っているからでしょうか。

 

 途中、腕を弾き飛ばされました。全身黒尽くめの男です。名探偵コナンでいう悪の組織です。コナンくんのように華麗に追跡しようとしましたが、さすが黒尽くめの男です。私には到底出せないスピードで滑り去っていきました。

 

 私の足は1時間30分ほどで限界をむかえました。「みんな正月でなまった身体を動かしにきてんじゃない?」と言っていたお父さんに見つからぬようコソコソとスケートリンクを去っていきました。

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替え玉のタイミング

 ラーメンの替え玉をするためには、脳をフル回転させ、状況判断に努めなければなりません。

 

 注文してからどのくらいで替え玉がやってくるのかは、各ラーメン店によって違います。一蘭のように、合理的なシステムで注文から提供までを管理しているとはかぎらないのです。その際、店内に客はどれくらいいるのか、厨房には店員さんがどれくらいいるのか、どのようなルートで替え玉が厨房から自分のところへやってくるのか、そういったことを見極めなければなりません。

 

 替え玉でもっとも悲しいのは、冷え切ったスープに麺を投入しなければならなくなってしまうことです。替え玉を待つ時間が長ければ長いほど、不安、焦燥、混乱で心が覆われます。「あれ、もしかして注文忘れられているのか?」

 

 ラーメン屋からの帰り道、替え玉の状況判断ミスをしきりに反省させていただきました。

2022年やりたいこと10選

 2022年にやりたいこと10選を挙げます。

1) 180度開脚

2) スケボーのオーリー

3) ボルダリング6級をクリア

4) M-1参戦

5) アイススケートをする

6) しまなみ海道を自転車で往復

7) 年間100kmランニングする

8) 毎日物理の問題を1問解く

9) 毎日ブログを投稿する

10) 毎日筋トレする

 1)〜3)は、できるようになる系の目標ですね。できるようになるまで何度もトライしていきたいと思います。1)に関しては昨年の未達成目標なので、なんとかしたいです。

 4)〜6)は、やったら達成系の目標ですね。やってしまえばなんですが、4)に関しては相方も巻き込むので、無理強いしないよう気をつけたいと思います。

 7)は、昨年できていたので、緩い目標にしておけば、一個は達成できてよかったと言えるようにするためのせこい目標です。

 8)〜10)は、正直きちーですね。毎日系は、健康面や精神面との関わりも大きいのと、もういいや、めんどくせーとなってしまう危険性が毎日付きまとってしまいます。

 

 ひとまずは、頑張ろうと思います。

取るに足らない

 2021年が終わります。この「取るに足らない小噺ブログ」に、1年間毎日1記事投稿しようと決意した2021年1月1日。ついにゴールの日を迎えることができました。途中、毎日投稿できず、1日にまとめて2〜3記事書くこともありましたが、なかなか習慣化できない私にとっては、もう目標達成したと言っても過言ではありません。よくも延々としょうもないことを考え続けたものです。誰も褒めてくださらないと思うので、自分で自分を褒めます。

 

 「取るに足らない」とは、話題として取り上げる価値がないとかいう意味だそうです。ということで、このブログを見たことがある人は、価値のない時間を過ごしていたということでしょうか。私の考えを述べさせていただきます。

 

 私たち人間は、この社会で生きていくために、能力というものをかなり意識させられます。受験や就職試験や出世などについて考えるとイメージしやすいと思います。しかし、そんなことばかり考えていると、周りとの競争ばかりに気をとられてしまいます。私たちの人生は、そんなに常々競争を強いられ、能力を向上させるために走り続けなければいけないのでしょうか。もちろん、走り続けるのが楽しい人もいると思いますが、私のように、休みながら自分のペースで前進していきたい人もいると思います。では、どうやって休むのか。その答えは、しょうもないことをやってみることです。

 

 しょうもないことと競争することはできません。なぜなら、しょうもないとはどうでもいいことだからです。しょうもないことは、勝負の土俵に立っていないのです。つまり、競争が意識の中から消えます。そして、色々な感情が湧き、「しょうもなっ」と呟いてしまうのです。このブログを見ることで、競争が意識の外へと追いやられます。つまり、瞑想やマインドフルネスのような効果があるブログなのです。

 

 2021年最後の日に、またしょうもないことを投稿してしまいました。