取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

おじちゃんを癒したい

電車の座席に座っている。駅で電車のドアが開き、荷物を両手に持ったおじちゃんが乗ってきた。スーツ姿で、赤いネクタイをしている。雨で前髪とメガネのレンズが濡れている。私の隣の席に腰を下ろした。 電車が駅を出て少し経つと、おじちゃんは、疲れが溜ま…

卓球場では空気を読まない

高校時代からの友人と最近再会し、時々会うようになった。サッカー部で爽やかで社交的でお洒落で賢くて何でも器用にこなす彼は、水泳部で根暗で人見知りでダサくて阿呆で不器用な私から見るとスーパーマンである。そんな彼と卓球で勝負することとなったのが1…

おばあちゃんの味

大学生の頃、母親の勧めで歯医者に行った。感じがよく、丁寧に診てもらえるとのこと。歯医者には滅多に行かないので緊張して向かった。 母の言う通り、とても感じがよい歯医者だった。受付の方はとても丁寧で、人当たりがよい。歯科衛生士さんも感じがよい。…

辛いものが苦手な理由

辛いものがあまり得意ではない。食べるときは水を飲むペースがはやくなる。顔からは汗が吹き出る。唇がジンジンする。しかし、一番つらいのは食べる時ではない。 麻婆豆腐も汁なし坦々麺もキムチ鍋も辛いけど旨い。旨いから時々食べる。時々しか食べないので…

妹はアーモンドの運命

時として人はすっとんきょーなことを思いつく。小学生の頃か中学生の頃だったかは定かでない。過去の自分がなぜそのようなことを言ったのか。理由なんてなかったのかもしれない。久々に実家で過ごしているとき、ふと妹につけたあだ名が頭をよぎり、ため息の…

高級肉ほど柔らかい

焼肉を頂戴した。御馳走である。肉美味しい。高級な肉も頂いた。あまり噛まない。肉とろける。 肉が高級であればあるほど反比例して噛む力は小さくなる。高級な肉を滅多に食べないので、これが真であるかは分からない。私の経験上は、全くその通りである。 …

ブログアクセス数

ブログのアクセス数が1日あたりどれくらいかを見ることができる。最近では1日に数回は見られている。ブログはじめたての頃は、1ヶ月に1回ほどしか見られていなかった。うれしい。この喜びを妹に伝えた。 「それ、多分私よ。」 このブログでは、兄の戯言を妹…

宇宙への旅立ち

長期に渡る訓練を終え、宇宙への旅立ちが迫ってきた。夢が叶うその瞬間は刻一刻と迫っている。私をずっとサポートしてくれたマネージャーからロケットに乗る前に一言声をかけられた。 「大をすませておけ。」 ロケットは、大変高価な乗り物だ。重たいものは…