取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

危ない橋を渡るとき

 人は、人生を突き進む中で、避けては通れないリスクと遭遇することがある。もうやるしかないと腹をくくり、一歩を踏み出す。その結果は、思いのほかうまくいくこともあるし、がっかりするようなこともある。

 

 永らく忘れていたこの緊張感。私の背中には汗が一筋。恐怖心を煽るようにゆっくりと長い直線を描いた。私はコンビニにいる。得体の知れない言葉を目にしていた。「ルイボスティー」。はじめて目にするこの謎の飲み物。意識したくないが、意識の外に追いやれない。私はこいつの術中にハマってしまった。もう、目線が外せない。気付いたら、レシートにルイボスティーの文字が記されていた。

 

 家に帰り、恐る恐る口にした。うん、なんか飲んだことあるかも…。ルイボスティー、なんなんだろう?いまだにわかっていない。f:id:koritsukei:20200607234748j:image