取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

誰のためにもならん

 インターネットという巨大な世界の片隅では、誰しも自由に文章を綴り、その痕跡を残すことができる。そしてその文章を誰でも見ることもできる。その一部を見渡すと、見る人のことを意識した文章、誰かのために役立つようにと書かれた文章がたくさんある。その目的は果たして何なのかは定かではないが、そういった文章は人目にもつきやすいのだろう。そして、喜ばれることもあるのだろう。つまり、何かしらの貢献をしているのだろう。その対極にあるのが私の文章。まったくもって誰かのために書かれたものではない。役に立つようなことは一切ない。強いて言えば、私が過去の痕跡を振り返り、こんなしょーもないこと考えていたのね、クスッと思うだけだ。インターネットの片隅のドブ川みたいなところに漂っているものである。近い未来、インターネット上の無駄なもの、有益でないものを一掃することになったら、確実に駆逐される対象となる。待てよ、駆逐されるとなると価値がでてくるな。貴重なものになるのではないか。そもそも役立つことや誰かのことを意識した文章が多い中で、そのどちらでもない文章の存在は少ない。マイノリティ派なのか。やることに意味があるのかもしれない。ということで、今日も役に立たない文章を書く。