取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

サンリオピューロランド

 サンリオキャラクターパークハーモニーランドに幼きころに行ったことがあります。記憶は薄らいでいますが、キティちゃんやキキララといったキャラクターを知っております。バッドバツ丸のグッズも持っていました。

 

 月日は流れました。東京にいる間にサンリオピューロランドに一度は行ってみようということで、一人参上致しました。

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 まずはどこに何があるか分かりません。迷子になりました。テキトーに進んで行くと行き止まりにぶつかったり、同じところを周回してしまいます。こんな一人でウロウロするおじさんは、不審者と間違えられてしまう危険性があります。周りにはほぼ女性しかいません。男女比は、1対9でしょうか。男性は、恋人か家族とともにいます。一人男性のいる割合は、1%以下というか私だけです。

 

 中学生の頃、キティちゃんのサンダルを履いている不良がいました。キティちゃんはガラの悪い人に愛されているのかと思いましたが、サンリオピューロランドには、キラキラ女子しかいません。ガラの悪い人まったくいません。私には居心地が悪いです。

 

 なんとかレストランを見つけ、席に座ります。気持ちが落ち着きません。この場所にいるのが、なんだかいたたまれないのです。ひとまず、ご飯を食べるという目的を遂行している人間として自分の存在意義を見出します。

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 食べていると落ち着いてきました。せっかく来たのに、ご飯だけ食べて帰るのはもったいないです。腹を括り、アトラクションに乗ることにしました。

 

 アトラクションには、少し列ができています。並んで待っていると、私の後ろだけソーシャルディスタンスが大きい気がします。気のせいでしょうか、怪しい人だと思われているのでしょうか。

 

 本来3〜4人で乗るアトラクションに一人で乗ります。ボートに乗って、かわいいキャラクターたちの演出を次々と見ていくというものでした。声をあげることもできず、黙々と見ていました。最後に写真撮影があります。おちゃらけようか迷った挙句、何もできず、無表情で写りました。

 

 もう一つアトラクションに乗ります。マイメロードドライブです。これは、待ち時間が少なくて助かりました。乗り物が進みながら、次々と写真を撮られていきます。周りの人から悟られない程度に変な顔をしていました。乗り物の出口で写真を購入することができます。私の間抜けづらを痕跡として残そうではありませんか。

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 今度来ることがあれば、誰かと一緒に行きたいと思います。