取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

飛行機の座席の嘆き

 人生において飛行機にのることはなかなかありませんが、のった飛行機で前の人が座席を倒す確率がかなり高い気がします。4割を超える確率です。プロ野球なら首位打者確実です。

 

 飛行機の座席でよく辛い思いをします。両隣が屈強な男で私のスペースを侵略してきたり、うしろのおじさんがやたら私の座席を揺らしたり、機内食こぼしてシャツを汚したり…。最後のは私が悪いですね。

 

 タイから台湾へ向かう飛行機での出来事です。私が通路側の座席に座ってウトウトしていました。すると、窓側の人が肩をたたいてきました。その方の使う言語はよく分かりませんでしたが、トイレに行きたいようです。私は足を通路に出して窓側の人が出れるようにスペースをつくりました。

 

 体格の良い方なので、窮屈そうに出ていきます。しかも私の前の座席が倒れているため、より窮屈そうです。飛行機の設計で座席をなぜ倒せるようにしたのでしょうか。まったく理解できません。私だけなのでしょうか、やたらと倒されるのは…。

 

 しょうもない怒りを抱えていると、先ほどの体格の良い方が帰ってきました。私は足を通路に出してその人が窓際の席に戻れるよう配慮しました。が、体格の良い方は、戻ろうとする際に私の足の小指を踏み潰していきました。

 

 痛恨の一撃です。座席倒されて足の小指までダメージを受けました。おまけに体格の良い方は、椅子の手を置くところも占領しています。

 

 飛行機の座席運が全然ない気がします。