取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

宇宙空間から帰還した感覚

 最近マラソン大会に出場するために、ランニングをはじめました。ランナーに言わせるとジョギングレベルですが、私にはランニングです。そして、かよわい私の足はすぐに悲鳴をあげ、負傷してしまいました。わずか1週間という儚き努力でした。故障箇所は左足の甲の外側です。体重をかける度に痛みがはしります。

 

 せっかく運動する習慣がついたのにやめるのはもったいないということで、水泳をランニングの代用にしました。年末年始ということで、なかなか営業しているプールが見つかりませんでしたが、車で30分ほどのところに一つだけやっているところがありました。

 

 久々の水泳は、ハードです。5kmほど泳ごうと思ったのですが、1時間経っても2kmちょいしか泳いでいません。しかも、サメのように泳ぐマッチョ軍団が隣のコースを泳ぐと、ミジンコのような私は、グワングワン揺れます。健康的なおじちゃんおばちゃんたちも私が休んでいる間にどんどん抜き去っていきます。

 

 私は泳ぐのに疲れて、水中ウォーキングに勤しむことにしました。足の痛みもまったくありません。心を無にして1kmほど歩きました。小休憩しようとプールサイドから上がりました。そのときです。身体がぐんと地球に引っ張られました。すさまじく重力を感じます。まるで宇宙飛行士が地球に帰ってきたときのようです。もちろん地球外に行ったことはありませんが…。

 

 プールサイドで宇宙飛行士の感覚を味わいたい方は、ぜひ水中ウォーキングをしてみてください。