取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

あと何mの距離感が掴めない

 カーナビで次の交差点を右折と表示される。距離のカウントダウンがはじまる。あと500m、あと100m…。あっ、今さっきの信号だったのね。通り過ぎることもしばしば。本当にあと100mだったのかい。

 

 私は高校生のころ、水泳部に所属していた。ゆえに、プールの長さが基準としてある。100mといったら、25mプールを2往復である。カーナビであと100mとカウントダウンがはじまる。脳内でプールを思い浮かべる。嘘でしょ、短すぎやしないか。

 

 登山をする。山頂まで0.5kmとある。もうほんの少しだな。休まず行こう。全然到着しない。苦しい、息がヒーヒーになる。本当にあと0.5kmなのかい。

 

 家の周りにちょうど3kmのランニングコースがある。0.5kmといえば、家からセブンイレブンの間くらい。ランニングコースが基準としてあるため、脳内で思い描く。いや、もう着いてもおかしくないでしょ。

 

 カーナビと登山道のあと何mが信用ならない。