取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

ニュースをあまり知らない

 我が家にはテレビがない。故に当然ニュースを見ることができない。社会人たるもの、新聞を読み、日本経済や世界情勢について知っておくべきだとも思うが、思うだけで行動は伴わない。ニュースを見ていないがために、困ってしまったことが何度かあるが、二つ紹介する。

 

 一つ目は3年ほど前のこと。私はいつも通り職場へと向かった。なにやら職場がいつもと違って不気味なほど静か。朝礼でようやく悟った。大雨洪水警報でスケジュール変更とのこと。警報発令に気づかないなんて、災害時にきちんと避難できるのか。こりゃまずいと冷や汗をかいた。

 

 二つ目は先週のこと。現在の勤務先である大宮へ向かう。大宮駅からバスに乗車。バスが発進して気付く。めっちゃパトカー並んでるじゃん。車線が1レーン完全に閉鎖されていた。マスコミ関係のようなテレビカメラを担いだ人や野次馬で人だかりができている。少し気になったが、特に調べるわけもなく職場へと着いた。上司に聞かれる。駅の方どうだった?と。何にも知らない私は、混んでましたと答えた。上司はふーんといった様子。まずい、有益そうな情報が何も伝えられない。そのあと、犯人がネットカフェに引きこもっていたということを他の人の会話から知る。

 

 知らなすぎると困ることもある。