取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

レジ袋の断り方

 レジ袋が有料になって久しい。レジ対応がマニュアル化されている近所のお店がある。ここでのレジ袋の断り方が難しい。

 

 「レジ袋はいりますか?」と尋ねられる。『いえ、いりません』と答える。すると店員さんは「失礼しました」と謝ってこられる。全然失礼ではありません。私ごときにそんな頭を下げないでください、まったく怒っていませんよ、謝らないでと心で呟く。

 

 どうやってレジ袋がいらないことを伝えれば、店員さんが謝る必要はなくなるだろうか。『いえ、いりません』に変わる返答を考えた。『けっこうです』というと少し冷たい印象になる。『大丈夫です』は試してみたが、「失礼しました」が返ってきてしまった。いい方法が思いつかない。

 

 先日私の一つ前に並んでいる人が答えを示してくれた。店員さんがレジ袋について問う前に「レジ袋はなしでお願いします」と伝えた。店員さんは「かしこまりました」と答えた。店員さん謝っていない。この人は天才ではないか。返答の仕方ではなく、先出しすることでマニュアルの手順を踏ませないとは…。このやり方を今後使っていくことにしよう。

 

 しょうもないことを考える日々。