取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

言葉の力

 残りの人生をふと思う。それはあと少しかもしれないし、もう少しかもしれない。いや、長いなあと感じるのかもしれない。普段何気ない生活の中で、言葉を介して人とコミュニケーションをとる。言葉って人生に寄り添っていると感じる。発する言葉で人生が変わっていくんじゃないのだろうか。残りの人生でどんな言葉を発して生きていくのだろうか、なんとなく考えてみた。

 

 残りの人生で発する言葉を占めるのが、人を馬鹿にしたり、意図的に傷つけようとするものだったりしたらなんだか嫌だ。どうせなら人を笑わせようとしたり、喜ばせようとしたりの方がよい。発した言葉は自分の中に残らず消えていくものが多い。だからあんまり自分がどんなこと言ってるかに気付かない。限りある人生で、言葉にも限りがあるってことを意識した。

 

 そこそこの人通りでスマホ越しに激昂して汚い言葉を叫び、周囲の注目を浴びてるマダムを見て思った。