取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

ロッカーを使いたい

 職場にある私のロッカーの番号は29番。5度見した。やはり正しい。私が使ってよいはずのロッカーには、私の知らないカバンが一つ置いてある。誰か違う人が間違えて置いているのだろうか。ドッキリ企画で私がどんな行動を起こすか試しているのだろうか。まさか、時限爆弾なのだろうか。

 

 このカバンの持ち主が分かるなら、すぐその人に伝えることで私のロッカー使用権は復活する。だが、分からない。となると、カバンの中身を覗くしかないのか。しかし、タイミング悪くその持ち主が更衣室にやってきたら、私が泥棒をしていると勘違いされかねない。危険だ。このカバンが時限爆弾で、中身を見た途端、光センサー的なものが反応してタイマーが動き出したらなお危険だ。

 

 どうすれば、私の愛しのロッカーを再び使用できるようになるのだろうか。解決策を求む。