取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

「つめたーい」

 家に冷蔵庫がない私にとって、自動販売機で購入する「つめたーい」は大変価値のあるものです。常温があたりまえですので。キンキンに冷えた飲み物に特別感を抱き、些細なハッピーを味わいたい人は、ぜひ冷蔵庫を手放してみてください。

 

 そういえば、最近、自動販売機では「つめたーい」「あったかーい」と、なぜ伸ばすのか話しているのをききました。面白い問いですね。私なりの考察では、「つめたい」だと可愛らしさがないからだと思います。

 

 本日は11月とはいえ、とてもあたたかい、いやむしろ暑いくらいです。飲み物でも買おうと自動販売機に向かいました。ラインナップを眺め、「つめたーい」を選びました。取り出し口から缶を取り出そうとします。

 

 「あったかーい」ですね。表示は「つめたーい」ですが…。「つめたーい」を望んで「あったかーい」が出てくると、ギャップがデカすぎます。常温から「あったかーい」にいく2倍の差ですね。つまり、ショッキングだったということです。冷蔵庫のない私は、冷蔵庫のある人の2倍ダメージを受けました。

 

 些細な絶望を味わいたい人は冷蔵庫を手放してみてください。

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