取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

虚弱三冠王

 虚弱体質です。最近何度も体調を崩しております。体調を崩したとき、原因がはっきりしていると、精神的にかなり落ち着くのですが、ふわっとしか分かっていないと、本当に治るのか、回復できるのかという不安に苛まれてしまいます。精神も虚弱です。

 

 先週、右の目の下あたりにある、鼻水たまるところが痛くなりました。寝る前に違和感を感じましたが、寝てみました。朝起きると違和感は増していましたが、仕事には行きました。仕事場で(いつもどおり)一生懸命お仕事していると、頭痛と吐き気が徐々にでてきました。死ぬかと思いました。わりと些細なことでも死ぬと思うのですが…。すぐにお休みをいただき、耳鼻科に行くことにしました。島に住んでいるのですが、島には耳鼻科がありません。こういうのを調べるのも、体調が悪いときには大変しんどいのですが、耳鼻科を調べてほしいというのも、「はっ、そんくらい調べろや」と言われそうで、誰にも言えません。仕事場でもっと他の人と素敵な絆を築いていれば頼れるのですが、誰も頼ることができません。緊急事態に日頃の振る舞いを省みるものです。

 

 島を出て東広島の耳鼻科に行きました。Google mapで調べて見つけたところです。受付して座っていると、なんだか懐かしい気がします。受付からフルネームで呼ばれました。私の下の名前はよく読み間違えられるので、なぜ完璧に読めたのか不思議でした。いよいよお医者さんに呼ばれて診察室に入りました。お医者さんに症状を伝えると、「5年前と同じやね。」と言われました。私はどうやら5年前にも同じ症状にやられ、この病院に来ていたようでした。記憶が色々とよみがえりました。そのあと5年前と同じ薬を処方されました。

 

 次の日、体調が良くならず、また休んでしまいました。蓄膿症で休むなんて根性ねえなと思われていないかビクビクしながら休んでいました。上司に熱はあるかときかれて、ないのに休んでるなんて、この虚弱野郎と思われるんじゃないかビクビクしていました。このまま良くならなかったらどうしようとビクビクしていました。

 

 次の日なんとか回復しました。身体、精神、記憶すべてが虚弱でした。