取るに足らない小噺ブログ

クスリとしていただきたくしょうもない小噺を提供します。

チキンラーメンを食べたくなるとき

 チキンラーメンを食べたくなるのは、いついかなる時でしょうか。新垣結衣のCMを見たときでしょうか(今は違う人なのでしょうか)。否、私はテレビを持っていないのでCMを見れません。友人がチキンラーメンの話題を始めたときでしょうか。否、私には会話をする友人が近くにおりません。お買い物でスーパーに赴いたときにかわいいひよこのパッケージを見たときでしょうか。否、あのインスタントラーメン激戦区の食品棚から、私が無造作にチキンラーメンを選ぶことはほぼ皆無です。

 

 しかし、今、私はチキンラーメンを無性に食べたい。今なら最後の晩餐にチキンラーメンを選びそうになるほど食べたい。その原因は、職場でチキンラーメンを食べている方が、どんぶりから周囲に芳しい香りを放っていたからです。あの匂いは、思い出そうとするとヨダレがでてきます。パブロフの犬的な実験をチキンラーメンを使ってもできそうです。チキンラーメンはもちろん人気商品ですが、さらに売り上げを伸ばすためには、様々な職場にチキンラーメンを配り(細かい経営戦略についてはまったく分かりませんが)、あの美味しい匂いを多くの人の鼻へと届けることでしょう。

 

 チキンラーメンの香りが脳を漂い続けております。私は明日、チキンラーメンの売り上げに貢献します。